【アラサーの孤独感に深く刺さった】映画すみっコぐらし「とびだす絵本とひみつのコ」何がそんなに泣けるの?

大人でも、おっさんでも泣ける、と公開当時話題になったすみっコぐらしの映画。

「とびだす絵本とひみつのコ」。

ついに配信サービスで、配信開始されました。

https://twitter.com/sumikko_movie/status/1374931099558678531

 

映画すみっコぐらし「とびだす絵本とひみつのコ」は、こんな人におすすめ。

  • 優しい世界に、とにかく癒されたい人
  • アラサー以上のちょっと年を重ねた人
  • 仲間との出会いと別れに思うところのある人

 

なぜこれらの人におすすめなのか?

その理由とともに、すみっコぐらしの映画の魅力を紹介します。

映画すみっコぐらしはどういう映画なの?

公開当時も、

  • 大人でも泣ける
  • おっさんが泣いた
  • 衝撃の展開

と、かなり話題になりました。

 

けれども、「泣けるのか試してやろう」みたいな気持ちで見るのはおすすめしません。

失敗する可能性大です。

すみっコぐらしの世界観

そもそもすみっコぐらしのあの世界観、ビジュアルを受け入れられない場合、映画を見ても感動も何もないです。

元々、子供向けです。

作品も、「見てる人を泣かせてやろう」みたいな、そういう運営心理が透けて見える、いやらしさのある作品じゃないですw

キャラクターはセリフなし

キャラクターは、しゃべりません。

たまに一言「大丈夫?」とか字幕が、出てくるくらいです。

セリフがないので、とにかく目で見える情報に注目することになります。

 

あのホンワカした絵柄のキャラクター達に注目することになるので、あの絵柄や世界観がOKな人向けです。

すみっコぐらしは本も出ているので、こちらの表紙ビジュアルを参考にどうぞ。

ナレーションは井ノ原快彦さんと本上まなみさん

映画ではナレーションが入ります。

個人的には、映画の世界観に合っていると思いました。

最後の感動シーンでは、ナレーションすらなくなりますがw

何がそんなに泣けるの?

映画を見た直後の感想ツイートがこちら。

個人的に泣ける理由はこの3つ。

  1. 予想外の展開
  2. 孤独感に刺さる
  3. お別れの臨場感ありすぎ

これから見る人の感動を損ねないぐらいのネタバレへの配慮で、感想を書いていきます。

予想外の展開

感想ツイートにも書いたとおり

顔面殴られるかと思ったら、ボディを殴られた感じです。

 

子供向けの映画なので、そんなにひねりは入れてこないだろうと思ってたら、すごい角度にひねってきました。

ラストで、引き込まれます。

中盤までは普通に子供向け

ひねってくるのはラストなので、そこまでは普通に子供向けです。

複雑な展開とかありません。

なので、人によっては退屈に感じるかも。

 

ただ、映画自体が1時間と短いので、苦痛になるほどではないかと。

すみっコぐらしのビジュアルが好きなら、あのキャラクターたちが動いてるだけで癒されます。

孤独感に刺さる

すみっコぐらしのキャラクターたちのことは、「すみっコ」と呼びます。

「すみっコたち可愛い」みたいに使います。

もはや他人とは思えないレベルで親近感を感じるほどに、孤独を抱えたキャラクター達です。

 

公式のキャラクター紹介を見てみましょう。

ねこ

はずかしがりやで気が弱く よくすみっこをゆずってしまう。

体型を気にしている。

とんかつ

とんかつのはじっこ。

おにく1%、しぼう99%。あぶらっぽいからのこされちゃった…

 

私か?w

 

自分と重なる部分をすみっコに見つけてしまった人も、多いはず。

そのほかのキャラクターについても、公式ページで確認できます。

孤独を抱える人々に、強烈に親近感を抱かせる個性が、どのキャラクターにもあります。

これがすみっコ…

当時ニートのアラサーに刺さった

映画を見た当時、私はニートでした。

アラサーのニートです。

世間体を考えれば、許されないニート。

すみっコたちが抱える孤独感のようなものに、猛烈な仲間意識を感じました。

 

それまで、医療福祉業界にありがちな安月給で、クレーム処理係をやっていましたが、耐えられず退職。

それでも3年間、精神を病まずにいられたのは、「プリンセス・プリンシパル」という別のアニメ作品のおかげと思っています。

こちらも興味ある方は、どうぞ。

【仕事に疲れたら見て】クレーム処理係を励ましたアニメ「プリンセス・プリンシパル」

 

転職先も決めず、とにかく仕事辞めて人生の夏休みを満喫。

その後、また気が向いたら働けばいいやと考え、とにかく仕事辞めました。

でも、どうやら普通の人は、「仕事辞めて人生の夏休みを満喫!」とか、やらないみたいですw

「休みたい」「仕事辞めたい」って思っても、やらないみたいですw

 

仕事を辞めたことに後悔はありません。

でも、周りの大勢がつらくてもどうにかやれている会社員という生き方。

その普通の生き方を、「私はできなかったのだ」という事実は、私の心に強く残りました。

私のできなかったことを、世間の大勢は当たり前のように叶えているという孤独感。

私も、すみっコになれるのでは?www

あなたの孤独感にも、きっと刺さる

人間30歳にもなる頃には、大体みんな何かしら孤独感抱えてます。

私が、アラサー以上の年の人に、すみっコぐらしの映画をおすすめするのは、これが理由です。

「孤独感」という日本語で、うまく表現できているのか分かりませんが、一番近そうな言葉を選びました。

 

年をとるとみんな、何かしらあります。

  • 周りができていることが、自分はできない
  • 自分の叶えられなかった夢を、叶えている人がいる
  • 頑張ろうにも、頑張る気力と体力がない

 

年をとればとるほどに増えていく、孤独やあきらめ。

60歳とかになってしまえば、もっとあきらめの境地というか、若干ボケてきて忘れられる部分もあります。

でも、30代40代とか、まだその域じゃない。

 

  • 硬くて食べ残されたえびふらいのしっぽとか。
  • 恐竜の生き残りだけど、ばれると捕まるからとかげのふりしてるとかげとか。

きっと、好きになる。

 

公式のキャラクターページを見て、ひとりひとりの設定に引き込まれたなら、きっと映画も刺さると思います。

お別れの臨場感ありすぎ

これから映画を見る人に配慮した言い回しはしますが、ネタバレトークします。

イヤな人は、「映画すみっコぐらしを見る方法」まで飛ばしてください。

 

すみっコぐらしの映画は、「仲間との出会いと別れに思うところのある人」にもおすすめです。

この映画で一番泣ける最後の予想外シーンは、お別れシーンです。

ようやく出会えた仲間との別れ

「この可愛いキャラクターの絵柄で、お別れがこんなにドラマチックになることある?」

ってくらいに、涙を誘います。

 

クリティカルなネタバレをしないようにぼんやり言うんですけど、

  • ようやく出会って楽しい時間を過ごした仲間と、一緒にはいられないと気づいた瞬間の悲しさ
  • 一緒にいたいのに、それが叶わず見送る時の心の痛み

そういうのが、心にグッと来る。

 

最後、ナレーションもなくなり、元々キャラクターがしゃべらないので、耳情報は音楽のみ。

ちなみに、この音楽もめっちゃいい。

目からの情報、画面のビジュアルに嫌でも注目させられるんですけど、特にこの3つが涙腺襲ってくる。

  • キャラクターの表情
  • 〇〇〇〇が、別れを惜しみ何度も何度も振り返る姿
  • 〇〇〇の目に浮かぶ涙

お別れシーンの臨場感がありすぎて、涙なしには見られない。

お別れしたくないけど、お別れしなきゃいけない。

揺れ動く気持ちの中、どうにかこうにか気持ちを振り切る瞬間の苦しさが、見てる人の心にくるのよ。

エンドロールが優しい世界

エンドロールも、よそ見禁止です。

「こんな世界線があったなら」

と思う、そういうアレです。

 

もうこれ以上詳しくは言えない!

後は見て!

映画すみっコぐらしを見る方法

Amazonプライムにあります。

アマプラは月額500円ですけど、初回30日間無料体験あります。

期間内に解約すれば、お金かかりません。

 

私も、某別作品見たさに無料体験しました。

なお、現在お金もないのに、アマプラ会員としてお金払っている模様w

 

あと、U-NEXTにもあります。

U-NEXTも無料体験期間があるのでおすすめ。

こちらも以前、ここでしか見られない某実写ドラマ作品を見るために私も使ってました。

その作品の話もいずれ…

 

ちなみに、本ページの情報は2021年3月時点のものです。

最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

まとめ:中年の心に刺さる

可愛いビジュアル。

視聴者を刺してくる孤独感とお別れストーリー。

20代よりも多くの人生経験を積みながらも、還暦を迎えたおじいちゃんおばあちゃんほどのあきらめの良さもない世代に刺さる。

30代40代くらい。

 

大人向けの長い映画と違って、1時間で見られるのも嬉しい。

 

年をとればとるほどに増えていく、孤独やあきらめ、失っていくもの。

誰かとのお別れ。

 

硬くて食べ残されたえびふらいのしっぽとか。

恐竜の生き残りだけど、ばれると捕まるからとかげのふりしてるとかげとか。

自分の世界に生きることを決めた●●●とか。

 

きっと、好きになる。